花梨の紹介 (ラオス名マイ ドウ May Du)
@花梨の名称と生育地域 A花梨の特徴と用途 B花梨の用途 C花梨の状況
D当社の花梨の利用ポリシー |
@花梨の名称と生育地域 |
花梨(かりん)は主産地がインドシナ半島(ラオス タイ ミャンマー カンボジア)です 花梨はマメ科のTerocarpus属のmacrocarpusの落葉高木で高さ20m 胸高直径1mに達するものもあります 花梨材と言っても 実のなる花梨では有りません 他の木との違いは狂いや割れが少ない安定した素材です。残念なことに輸入量が極端に少なくなっており供給量が満足とは言えません
杢の動きの少ないものから 玉杢や縮杢が美しい高価なものまで色々あり ます。 |
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A花梨の特徴と用途 |
花梨は木質が硬く 粘りがあり他の木との違いは狂いや割れが少ない安定した素材であることです 艦船の甲板に使われていた事からも解るとおり 水に大変強い木です
木目は緻密で 辺材は白く 芯材は赤で 主に赤の部分を使います。
花には独特の香りが有る様に 花梨には 花梨独特の良い香りがあります また花には独特の色が有る様に花梨には花梨独特の色があります。
生育している環境(高原 山腹 谷 南側 北側 その他)により 香り色は微妙に異なり 強さも異なります
花梨には 赤色ですが大きく分けて3タイプの色があります 少し 白っぽい赤 黄色っぽい赤 赤です。
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B花梨の用途 |
ラオスに於いては 高級建築材としてルアンパバーンの王宮などにも多く使われていますが 現在でも玄関ドアとか窓のような水がかかり易い場所に また高級家具
フローリング等に使われています
唐木家具に多く使われていましたが 現在は建築の 内装材として使用されています 特に高級床材としてのフローリングの用途が一番多いようです。 |
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C花梨の状況
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花梨は限りある天然木のため 現在では伐採量も少なく入手が段々困難になっています(当社でも毎年チークなどの植林をしています) が大変入手が困難な材となっています。
しかもラオスでは 原木でベトナムやタイへの輸出が多く また製材品での輸出がほとんどです 国内産業の育成という観点からも 完成品での輸出が求められています |
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D当社の花梨の利用ポリシー |
花梨は自然の木のため 段々少なくなっています 又 自然環境を守るためにも 花梨の刺身の部分だけ利用するのではなく 枝から 根っこ (魚に例えるならば 頭も 内臓も 目玉も 骨も)も利用しています。
更に 鋸屑 削りかす 樹皮など 乾燥炉の燃料として全て利用しています。
しかも原料(原木 製材品)ではなく 完成品での輸出をしています。 |
自然環境保護の観点から新しく木を切るのではなく 山で出る利用しない部分(枝・曲がった木・大きな傷の有る木・)製材所で出る残材や
木炭にするような 部分の活用を考えて 商品開発を進めています。 |
当社では家具については 節 ヒビ 辺材 といった あまり利用されていない部分も 活用するよう努力しています。 |